はじめまして！
四国徳島の薪ストーブ屋「しげ設備」の秋田重利です。

私が「薪ストーブ」に出会ったのは、自宅の建替えの時でした。

「広い吹き抜けのあるリビングが欲しい」

と建築家の方に相談した時に、
大空間をあたためるツールとして薪ストーブを薦められ、
新居に設置したのが薪ストーブとのはじめての出会い。

この‘薪ストーブのある家’に建替える以前は、
亡き父が建てた築40年以上の古い木造住宅に住んでました。
しかも、その家は古いだけでなくお風呂は薪で焚いていました。

小さい頃、シャワーのないタイルだらけの寒いお風呂は
私にとってコンプレックスでした。
そして、よく薪割りの仕事を手伝いさせられましたが、
とにかく嫌でした。

薪割りは子どもだけでなく、大人にとっても
なかなか・・いや、かなり大変な作業です。

だからこそ、自宅を新築する時には
「薪割りから解放される！」
というのが、大きな喜びだった・・はず。

そんな私が今では‘薪ストーブのある家’に住み、
‘薪ストーブの魅力’にはまり、
そして前職を辞めて(マイホームのローンがあるのに!)、
マイホームの薪ストーブを設置してくれた師匠のもとで修行を積み、ついに‘薪ストーブ屋さん’に。

おおげさにいえば、薪ストーブは私にとって人生を変えてしまうほど、魅力的なものだったんです。

薪ストーブは「暖を取るための道具」です。

でも、ただ暖を取るためだけだったら、
こんなに手間ひまがかかり、
また暖房器具としては非常に高価な薪ストーブを
わざわざ選ぶ必要はないでしょう。

薪ストーブは「暖房器具」としての機能以外に、
「面白い」という機能を‘家族全員で’楽しめるものだと思います。

たとえば、薪づくり。
休日にはぜひ家族で薪づくりを楽しみましょう。
最近は、家の仕事が少なくなりましたが、
薪ストーブはそれを与えてくれます。
何事も便利な時代だからこそ家族が協力して薪という物を作り上げることで、スポーツにも似た充実感と達成感を分かち合えます。